大手町のランダムウォーウォーカー 著・KADOKAWA
楽しく読み切れる、決算書の入門書
クイズ形式でキャラクターたちと一緒に、考えながら学べるのが魅力です。
簿記3級程度の知識があると、より深く楽しめそうです。
決算書を読みたい理由は人それぞれ
・企業の財政状態を知りたい
・企業の安全性を分析したい
・経営戦略を知りたい
でも、いざ勉強しようと思っても

入門書を読んでも頭に入ってこない…..

この本には、楽しく学べる工夫がいっぱいあるよ
実在企業の決算書で謎解きに挑戦!
身近な企業の「実際の決算書」を題材に、カラーと図解で見やすく解説されています。
謎のクマ、大手町のランダムウォーカーが「会計クイズ」を出題してきます。
登場人物、学生くん、営業さん、投資家さん、銀行員さん達が、意見を出し合いながら答えを考えます。
身近な企業の小売3社、
ニトリHD、無印良品、ファーストリテイリングの貸借対照表(B/S)を見て。
どれが、ニトリHDの貸借対照表(B/S)かを当てましょう。
身近な企業なので、自然とニトリ、無印、ユニクロが思い浮かんできます。
そして、登場人物の意見によって、自分と同じ考えや足りなかった視点がわかります。
正解すると嬉しいし、間違うとまあまあ悔しいです。
キャッシュ・フロー計算書(C/S)が特に勉強に
私がこの本を手に取った理由は、「投資している企業の経営状態を正しく理解できるようになりたい」という思いからでした。
最近、保有株の値下がりに直面し、「このまま持ち続けて大丈夫…?」と
不安になった経験がありました。
つまり、自分が投資している企業の本当の姿を理解できていなかったんですね。
今回、特に勉強になったのが、キャッシュ・フロー計算書のパート。
営業活動・投資活動・財務活動の3つをグラフ化した形から、
企業の状況の大枠を把握する代表的な6つのパターン
<健全型、積極型、改善型、衰退型、勝負型、救済型>が紹介されています。
「自分の持ち株に“衰退型、勝負型、救済型”はないかな?」と、今チェック中です💦
感想:決算書は面白いかも
ともすれば数字の羅列の前に回れ右をしそうですが、楽しく、決算書を読む入口に立つことができました。
ものを買うとき、サービスを受けるとき、価格の裏にある戦略を考える面白さが分かりました。
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