斎藤一人『微差力』感想 | 結果を出す人の共通点

ビジネス

斎藤一人 著・サンマーク文庫

この本を読むと

結果を出し続けている商売人は、「微差の追求」をし続けている。
斎藤一人さんが語る、成功するための本質と、重要な「微差力」について学べます。

「道理」に従えば、人生はうまくいく

何でも、ものには道理があります。
その道理どおりにやれば、人生はうまく行くようになっています。

一人さんは「道理」をとても大事にしています。
うまくいかない人は、この道理をとばして、近道を探してしまう。
でも、それではうまくいきません。
では、一人さんの言う「成功するための道理」とはどんなものでしょうか?

成功の法則 = 自分・人・社会 の三方良し

商売が成功するための法則はシンプルです。

・自分のためになる
・人のためになる
・社会のためになる

この3つを満たしていると、間違いなく、うまくいくといいます。

自分のためだけでは0点
人や社会のためだけでも0点

どれか一つだけ、ではダメなんですね。

大切にする順番も大事

  1. まず「自分を大切にする」
    脳の構造は「自分を守る」ようにできている。
    だから、自分を大切にしないまま他人のために行動しても、うまくいかない。
  2. 他人を大切にする
    世の中、運でもお金でも「人」が運んできます。
    人に好かれる、思いやる、貢献する。
    そんな言葉や行動が重要です。
  3. 社会に貢献する
    人を騙す、自分の利益だけを追求する商売は長く続かない。
    「儲け続けられる商売」は、社会の役に立っている。

微差を積み重ねると、大差になる

この世は、すべて「微差」が大差を生むのです。

1位と2位では、価値や認知度は大きく異なります。
ですが、100倍稼ぐ人と、そうでない人、100倍稼ぐ人が100倍たいへんなわけではありません。
結果に大きな違いがあっても、
この差は、ほんの少しの微差の積み重ねでしかないと。

微差が大差を生むのです。

微差ってどんなもの?

大きな努力ではなく、すぐにできる小さな工夫。
たとえば、

・顔を整形するのではなく、笑顔でいる(筋肉を少し動かすだけ)
・思っているだけではなく、口に出して褒める
・人を思いやる言葉掛けをすること
・汚れていたら掃除する
・料理の味を少しよくする

どれも、少しの努力でできること。

微差を学ぶ | 富士山の脚立の話

日本一高いところに行きたかったら、
富士山の頂上に「脚立」を持っていって乗ればいい。

この例え話が、とても印象に残りました。

つまり、「魅力的な人」や、「はやっているお店」をよく観察して、
まず真似をして、最後に”脚立”を持っていて乗ればいい。

魅力的な人も、はやっているお店も、微差の積み重ねで大差になっている。
その微差が何であるか、よく観察し、真似て、さらにひと工夫を考える。

地球は行動の星

行動すると、正しいか、間違ってるかが、わかるよ

学んだことを「行動」に移してこそ意味がある。
微差を意識して行動し、その結果が出てくると、人生はどんどん面白くなっていく。

行動の「微差」を見直す

1センチの微差に対して、1メートルのごほうびがあるそうです。
でも、微差を実行しているのにごほうびがない。

行動しているのに結果が出ない場合、次の2つを疑ってみることが大切です。

・微差のやり方が間違っている
・自分ではできているつもりでも、相手に伝わっていない

たとえば、「笑顔でいるつもり」 → 相手からは笑顔と認識されていない😅

大事なのは、工夫しながら失敗と改善を繰り返すこと。

感想

読み終えて思ったのは、成功している人ほど「人に刺さる微差」を、追い続けているということ。
結局、成功には道理があり、そこには法則がある。
だったら、その法則を信じて真似しながら一歩ずつ実行するだけです。

わたしにも変わる実感が得られた”微差”があります。
この本を読む以前に意識的に実践したことですが。

「自分から笑顔で挨拶をする」です。

これだけで、明らかに人間関係がよくなりました。
そして、同じく挨拶を大事にしている人が見えてきました。
難しいことではなく、「やる」と決めればできる「微差」です。

わたしは、お手本とする人の観察ができていないので、
まず「観察して学ぶ」から始めようと思います。
そして、できる「微差」から一歩一歩。

ちなみに、一人さんが、この本は最低でも7回読んでくださいとおっしゃています。
7回読んでこの記事を書いています。

良ければ、7回読んでみてください(笑)。
ページ数は少ないですが、読みごたえばっちり、読むごとに理解が深まります。

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